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耳納高原病院とは

 

ご挨拶

 

理事長・院長よりご挨拶

 わたしたちは、八女市星野村合瀬耳納峠にほど近いのどかな高原にある医療療養型病院です。病床数は160床で、地域医療に貢献すべく特に高齢者の長期療養、リハビリに力を入れて運営しております。

 令和時代にわが国がかかえる課題は「急速な高齢化・人口減少」です。この地域でも年々これが深刻となっており、慢性疾病をかかえて長期的に医療介護が必要な患者様たちの療養場所が不足しています。国が推奨する在宅医療は家庭の介護力に依存するところが大きく、それほど広がっていないのが現実です。わたしたちは八女市・広川町・田主丸町・うきは市・朝倉市・大分県日田市などの地域医療の受け入れ先として貢献することが、大切な役割と考えています。

 ご入院の対象となる方は、慢性疾患で医療と介護が必要な方です。急性期病院での治療が終了しても在宅や施設にもどれない場合や、在宅療養していたが酸素療法や喀痰吸引・経管栄養・とこずれの処置などの医療的処置が必要な場合等、さまざまな事情によって入院を余儀なくされた方を多く受け入れています。

 また、リビングウイルに配慮し人生の最終段階を迎えられる患者様への緩和ケアの一環として、ご家族とのカンファランスを適切におこなって皆様のご希望に沿うターミナルケアをめざし、また栄養摂取の最適な方法をお話合いをしながら決めております。お口から必要な栄養が摂れなくなる場合にご希望により経管栄養(経鼻栄養・胃ろう造設・小腸栄養など)や静脈栄養(末梢静脈・中心静脈・皮下注射)への移行を行います。また、がんの末期状態の患者様には医療用麻薬を使用したがん緩和ケアをおこなうことも可能です。

 人生百年時代の実現にすこしでも貢献できるように、健康寿命の延長につとめ、快適で安楽な療養がつづけられるように努力してまいります。また、穏やかで安楽な終末期を迎えていただけるようにケアをいたします。今後とも当院の運営にご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。

理事長・院長 佐藤 了

 

患者様の病態に適応した慢性期医療を提供する病院です

 当院の診療科は、内科、リハビリテーション科です。
・長期的に医療の提供が必要な患者様に入院医療を提供します。
・病状等によりご自宅や介護施設等で過ごすことができなくなった方にご自宅や介護施設に戻れるようになるまでの間、一時的な入院医療を提供致します。

当院では以下のような医療を提供しています

・胃ろう等、口からお食事を召し上がることができない患者様に適切な栄養摂取・痰の吸引等を行なっております。また、病状により胃や腸から栄養を摂取できない患者様には、栄養を摂取できる点滴(中心静脈栄養注射)も行なっています。
・心不全や肺の病気等により、常時酸素の投与が必要な患者様に酸素投与等の医療を提供しております。
・糖尿病等の病状により、インスリン注射やお薬、病状に応じたお食事の提供等の血糖値管理が必要な患者様の治療・療養を行なっています。
・脳卒中・骨折の後遺症等、リハビリテーションが必要な患者様には身体機能の維持・向上を目的とし、患者様の病状に合わせた様々なリハビリテーションを提供しています。
・その他
 指定難病、疼痛管理が必要な悪性腫瘍(癌)、褥瘡(床ずれ)、認知症等の患者様にも療養して頂けるよう医療を提供しています。

当院の役割

 当院は、慢性期を担う病院です。当院では救急車の受入れや手術、救命医療は行なっていません。
手術や高度な治療(救命治療、癌治療、人工透析、輸血等)は、行なえません。必要に応じて患者様、ご家族様方とご相談の上、適切な治療を行なえる医療機関と連携を行なっています。

 しかしながら、高度な医療の必要はなくとも継続的に医療の提供が必要な患者様は、多くおられます。当院では慢性的な疾患をお持ちであったり、継続して医療的な支えを必要とされている患者様へ適切に医療を提供できるよう、医師・看護師・介護士・理学療法士・管理栄養士・薬剤師・社会福祉士等の様々な職員が協働し、患者様に適した医療の提供に努めています。

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